闇の花道 チラシ [演劇宣伝美術:劇団青年座]
2013 青年座
原作=浅田次郎
台本・演出=栗田芳宏
企画=津嘉山正種
照明=広瀬由幸
音響=竹内範之
舞台監督=安藤太一
写真=坂本正郁
制作=紫雲幸一
キャスト=津嘉山正種/岩倉高子/田中耕二/家中 宏/井上智之/植村喜八郎/菅生隆之/大塚明夫/荒井和真
●津嘉山さんを撮らさせていただくのは本作で三度目になります。青年座の会議室での撮影という悪条件ですがカメラマンの坂本氏はみごとに要望に応えてくれました。顔にかかる鉄格子は後で合成したものです。俳優さんの命ともいうべき顔にこのような処理をすることに、難色を示されるのではという危惧はまったくの杞憂でした。
雷鳴 チラシ [演劇宣伝美術:劇団青年座]
2012 劇団青年座
装置=柴田秀子
照明=中川隆一
音響=城戸智行
衣裳=鎌田絵里奈
舞台監督=福田智之
制作=江原吉博、高木達
企画=高木達
キャスト
永幡洋/田中耕二/家中宏/井上智之/植村喜八郎/堀部隆一/小豆畑雅一/石井淳/須田祐介/野沢由香里/松乃薫/麻生侑里/椿真由美/佐野美幸/亀井惟志/西岡創/高橋佑太朗/山脇広大/大野裕生/中山将志/安部由利子/大黒谷まい/玉木彩乃/安岡千夏/奥山智恵野/丸山朋子/友野珠英/鍋島久美子/いしばしともか/森田綾/加藤真美/佐藤道子/舘めぐみ
●戦前の朝鮮を舞台にした、過酷な運命に翻弄されるある女性の半生記。演出の高木さんから「風に舞う民族衣装」というアイデアをいただき、格闘した結果がこれです。校正の段階になって、青年座マークの扱いについて「見える見えない」で、ちょっとやりとりがありました。この画像はボツになったバージョン。完成チラシはもう少し健全な見え方をしています。
死んでたまるか! チラシ [演劇宣伝美術:劇団青年座]
2012 劇団青年座
企画=五十嵐明 作=千田恵子
上演台本・演出=五十嵐明
舞台監督=川上祥爾
舞台装置=阿部一郎
照明=宮野和夫
音響=鹿野英之
宣伝写真=木上晃実/小川智恵子
宣伝美術=早田二郎
ロゴマーク制作=ツトム・イサジ
制作=五十嵐明
協賛=北原二郎
協力=アクセント/新宿梁山泊/よしもとクリエイティブエージェンシー/松竹芸能
キャスト=五十嵐明/山﨑秀樹/桜木信介/嶋田翔平/辺土名龍介/野々村のん/万善香織 黒崎照/安藤瞳/香椎凜/成田浬/水嶋カンナ/伊藤真奈美/葛たか喜代/ミドリちゃん
●2005年の「ノーマンズランド」以来、6年ぶりに頼まれた青年座・五十嵐さんの企画。五十嵐さん入団20周年記念公演とのことで、起用してもらえて特に嬉しい仕事です。メンバーの集合写真を使用する、20年という時間の経過を表現する、の2点が、与えられたテーマです。イサジさんの作ってくださったロゴマークを上手く生かすという課題もありました。舞台のチラシに於いて両面カラーが珍しくなくなりつつある現在、オモテウラの関係をどうするかということも以前にも増して重要なポイントになってきました。
国境のある家 チラシ [演劇宣伝美術:劇団青年座]
2012 劇団青年座
作=八木柊一郎
演出=黒岩亮
装置=柴田秀子
照明=中川隆一
音響=城戸智行
衣裳コーディネート=竹原典子
舞台監督=今村智宏
製作=紫雲幸一
宣伝美術=早田二郎
初演ポスターデザイン=早川さよ子
キャスト=津嘉山正種/大家仁志/須田祐介/山本与志恵/高橋ひろ子/渕野陽子/黒崎照/三枝玲奈/香椎凜
●過去の名作を再演する「青年座セレクション」もこれで4本目。この作品は1987年の初演時に観ており、早川さんのポスターも強く印象に残っていました。オリジナルのタイトルはゴナUでしょうか。懐かしい書体です。長体がかかっていることによりアジ看板の雰囲気を感じさせるところがミソかと。そこを汲んでゴシック系の文字には全て長体をかけてみました。
欲望という名の電車 ポスター [演劇宣伝美術:劇団青年座]
2011 劇団青年座
作=テネシー・ウィリアムズ
訳=鳴海四郎
演出=鵜山仁
音楽・演奏=小曽根真
装置=島次郎
照明=中川隆一
音響=長野朋美
衣裳=前田文子
舞台監督=尾花真
デザイン=早田二郎
写真=坂本正郁
HAIR&MAKE-UP=ZIP新堀司
製作=森正敏
キャスト
高畑淳子/神野三鈴/宅間孝行/小林正寛/山本道子/塾一久/川辺邦弘/金内喜久夫/津田真澄/宇宙
●「パートタイマー・秋子」以来、久しぶりに組ませてもらう高畑さんの主演作です。「パートタイマー」のチラシはオチャラケが過ぎて高畑さんにはお気に召していただけなかったらしいので緊張します。役者さんのスケジュールの関係で撮影は2度に分けて行われました。最近はデジタルによる合成が自在に出来るので、一枚の画に見えるように作り込むのは容易です。しかし世間にもその手のイメージが氾濫していることもあり、ここはあえて写真の雰囲気を統一せずに撮ってもらうことにしました。その方が各登場人物の個性や思惑を際だたせることが出来、ブランチの不安定な気分を画面上に醸し出せるというメリットもあります。今回は各々のイメージにぴったりのポートレートをweb上で探し、ざくっとレイアウトをしておいてそれをコンテとして使うという手法をとってみました。カメラの坂本さんはしっかりコンテを再現してくれるので、現場は‘すぎる’くらいスムーズに進行しました。撮影直後「笑っていいとも」に出演されたおり、嬉しそうにダミーのポスターを拡げる高畑さんの表情を見て、肩の荷が下りた気分がしました。
販促用丸団扇 [演劇宣伝美術:劇団青年座]
ジャンナ ポスター [演劇宣伝美術:劇団青年座]
ブンナよ木からおりてこい ロシア版 チラシ [演劇宣伝美術:劇団青年座]
1995 劇団青年座
青年座を代表する舞台「ブンナよ木からおりてこい」。それをロシアのスタッフと役者を使って日本と彼の地で上演する、というイベントのロシア版ポスターです。実はイラストも構成もロシアのデザイナーの仕事で、多少のアレンジはしたものの自分の作品ではありません。私は渡された原稿を印刷用に仕立て直す、という役を仰せつかいました。オリジナルは、細かい文字も全て手書きで描いてあるという大変な労作でした。ポスターカラーでレタリングされた文字類は、なんとか活字に見せようと努力しているふうで、手書きの味を生かすという意図は無いようでした。よってタイトル以外の文字類は全て写植に置き換えてしまいました。今思うと完成度はともかく、あの情熱を上手く生かす方法を考えるべきだったと思います