エレクトリック・ギター革命史 [リットーミュージック]
2018 リットーミュージック
●ハードとしてのエレキギター。その発達史を綴った洋書の翻訳本。500ページを越える大著です。本文に束の出る紙を使用したため背幅は約40ミリあります。オリジナルのカバーは様々な機種をコラージュして1本のギターに見せた力作で良かったのですが、使用不可なので日本語版は独自にデザインしました。エポックなギター12本をアナログ時計の文字盤をそれとなく想起させるように配置し、ロゴには久々の常套句書体を使用してみました。カバーを取ると本表紙はシルバーのベタです。編集担当の坂口さんから、タイトルロゴの書体のせいで古い社員の方にはハヤタがデザインしたことがすぐに分かるとの言葉をいただきました。
DVDでよくわかる アドリブ・サックスの常套句/スラップ・ベースの常套句 [リットーミュージック]
2017 リットーミュージック
●ビデオがテープだった時代のパッケージからはじまった常套句シリーズは、旧作のリブートとはいえ、このように今だに新刊の出るたいへん息の長いシリーズです。何十種類の常套句モノが出たか数えたことがないので分かりませんが、ずっと同じデザインを使用していただけているのは、常套句書体ともいうべき書き文字のイメージが定着しているからだと思われます。常套句書体にはその字面によってかなりの自由度を持たせてあることが、今回出た2冊を並べるとよくお分かりになると思います。特に「ス」などは2冊で3つ出てきますが、3つとも違うデザインだったりします。但し仮名と漢字の「の常套句」だけはずっと同じ形です。
バンドマンが読むべきライブハウスの取り扱い説明書 [リットーミュージック]
プログレ・ギターの魔術師たち [リットーミュージック]
バンドマンが知るべき100の秘訣 [リットーミュージック]
ビューティ・オブ・ザ・バースト [リットーミュージック]
2012 リットーミュージック
●1997年に出版された「ビューティ・オブ・ザ・バースト」がこの度復刊されることになりました。元々クロス貼りの豪華本として作られた本。今回復刻されるのはその軽装版です。英語版は現行商品ですが、廃版となっていた日本語版はアマゾンなどを見ると、そこそこ高値で取引されています。今回は表紙と奥付を修正するだけで、本文ページは残っていた当時のフィルムをそのまま使うのだそうです。紙の版下で作られたのにもかかわらず、今見てもレイアウトがさほど古さを感じさせないのはちょっとうれしいです。ロゴ類をスキャンすることになる表紙の版下とは15年ぷりの再会となりました。紙焼きを切り貼りして字間を調整したことなど、若いデザイナーの方にはどのように感じられるのでしょう。